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用語集フレーム
ピアノの蓋を開いてみましょう。
たくさんの弦と金色のフレームが目に付くでしょう。
フレームは金属でできていて、それが強力な弦を支えています。
どのくらい強力なのかと言いますと、
グランドピアノの場合、
弦一本あたり、70〜80Kg程度の力です。
弦は全部合わせて230本ぐらいですから、
大人の300人分以上の力ということになります。
大変な力がかかっているわけです。
フレームは発明された当初から金属だったわけではありません。
18世紀に作られた初期のピアノは、
チェンバロと同じ木製の枠組みでした。
それから様々な人の要求によって、
ピアノの構造がどんどん改良し進歩していきます。
その中の一つに大きな音を出せないかということでした。
大きな音を出すには、弦を増やすことと強力な弦の張力でした。
それは木製では、その要求には応えられませんから、
20世紀から金属製を採用するようになったのです。
ずーと弾かないままになっているピアノでも、
ずーっと弦を力一杯ひっぱり続けていると思うと、
ピアノさんご苦労様です・・と思いませんか。